Dream bird ピアノ日記

ピアノの先生をしています。ララ(小5)とミミ(小3)の2人の娘達は、コンクールを受けながらピアノを頑張っています。 先生の立場から、そして、ピアノを頑張る子をもつ親の立場から、色々な思いを綴っている、ただの個人的な記録です( ´艸`)

音楽の道へ進ませたい、に対する疑問


「ピアノの道に進んで貰いたいのよね~。」

と、ママ友。

へぇー。頑張ってて偉いねぇ!
子どもへの期待値高め。
全国レベルのコンクールではトップクラスとは言えないけど、それほど悪くもなく。
コンクールに挑戦しているくらいだから、もちろん上手だけど、
その層の中では目立つほどの成績ではない。
このレベルの子どもはたくさん居る。

「我が子のピアノが一番良い。」

と感想を持つのは良いとして、

どの道に進むのかは
「子どもがハッキリしないから、親が決めて推し進めてあげるのが良いと思う。」

なぜ?
なぜに親が決める??
子供本人の人生だよ。
親の願いより本人の意志が大切だよ。

ピアニストの演奏は時々聴きに行くけれど、
彼らのレベルに達するのは想像を絶する努力と
ピアノにどっぷり浸ることが必要なのが分かる。
舞台に立つ喜びも恐怖も思い知ることになる。
それは途方もないこと。

ピアノである程度のレベルを目指すなら、
どれほどの努力が必要か。
どれほどの我慢を強いられるのか。
どれほどの才能に恵まれているか。
どれほどの体力と体格が必要か。
どれほどのラッキーに恵まれるか。
どれほどの出会いに恵まれるか。
どれほどタフでいられるか。
どれだけお金をかけられるのか。
どれだけ周囲の理解とサポートが得られるのか。
何よりもピアノが心底好きなのか。
本当に途方もない・・・


だから親が決めるものじゃないよ。
本人に強い強い意志がなければ。
押しつけてはダメだ。
自分で決めなきゃダメだ。






スマホ事件

地元の普通科を目指すことになったララ。
彼女は器用だから何でもサラ~と何となくこなし、何となく、それなりに出来てしまう分、深堀するのが苦手な性分。
成績もそれなりに悪くはないけど、ララが目指す学校は微妙な感じ。
まさに頑張り次第、なのです。
勉強はするようになったけれど、まだまだテレビやスマホ時間が長く、まだまだ自覚が足りないな~と思っていたら、今朝になって、


「スマホ隠しておいて。
インスタもログアウトした。
もう全部見ない。」と。


うそ!そんな日が来るなんて!!
わお!


長く放置しすぎました・・・

ブログ更新をさぼっていた、と言うより
忘れていました
無事ログインできてよかった!!あは!
また少しずつ書き残そうと思っております。



ざっと書き留めておくと、


ララは反抗期が半年ほどで片付きまして、
高校受験に向けて塾通いの日々です。
すっかり夜型生活になっちゃって、メイワクです
そして現在、ピアノなんて1秒も弾いていません( ´艸`)
そう、普通科に進学することにしたのです。
本人が決めたので、それで良いと思います。
志望校合格に向けて頑張ってほしい
のですが・・・それほど切羽詰まって見えないのはなぜでしょう?
ひとまず高校生にはなれそうです。



ミミは相変わらずですが、中学生活を楽しんでいます。
気分はコロコロ変わる人だけど、
基本的にいつも楽しそうで、天然系の可愛い友達が沢山出来た様子
料理に興味が出てちょこちょこ作ってくれます
ピアノは変わらず緩いながらも頑張っています。
次の出演やコンクールも決まっているので、
考えながら練習しているようです。
ピアノに関して口出しすると怒られるので、基本ノータッチです




このところピアノコンクールの熱演を聴くのが楽しすぎて、
今後の趣味になりそうな予感です


学生音コン(全日本学生音楽コンクール)(毎コン)全国大会してますね!
ピアノ部門は終了しました。

ピアノ部門に興味津々で、高校生部門の後半と小・中学生は聴けました
次のページで書きたいなと思っています。

成長は嬉しいけど寂しい

久しぶりの更新になってしまいました


春休みはララ(新中2)のコンクール、
それから山中湖旅行など。
新学期に突入したら、次のコンクールの予定なんかを考えながら、
なんとなく忙しくしていました。
でも、特に特別なことは何もありません


ララが「寮に入ってみたいな」とか、
「沖縄や北海道とかの遠くの人と結婚したらさ~・・・」なんて話をしたりして、
あー、そろそろ自立したい、親と離れたいという思いを
感じているのかな?なんて思うと、
そのつもりで居ないといけないな~なんて感じています。

私は実家が超田舎なので、大学進学から親元を離れてしまいました。
それからずっと離れています。
何て親不孝だったんだろう・・・

親が近くに住んでいてくれたらどんなに良かっただろう・・・
って、子育てしながら何百回も思いました。
実家が近所のママ友がどれほど羨ましかったか知れません。
本心では「羨ましいな♡」、なんて可愛い言葉では終わらない時があったかも。

子育てが一段落している今は、父の介護ができなくて悩んでいます。
距離が近ければ!と。



だからと言って、娘達の将来は娘達のものだから、
伸びやかに、悔いのないように生きてほしい。

親になると親の気持ちが分かるもので、
それでは親にはちょっと遅くなっちゃって申し訳ないけれど、
本当は近くで支え合いたい。


・・・という私の思いは押しつけちゃいけないの。




覚悟しなきゃいけないんだな、と思った夜でした・・・




譜読み…

今朝から喉の調子がイマイチです・・・
直ぐに治さねば!
こういう時に限って、生徒さんがいっぱい・・・
マスクしてのど飴片手に、謝りながらやってます。


ミミがモーツアルトのソナタを譜読みしなきゃいけませんでした。
とにかく譜読みキライな小5女子。
片手をちょろっとだけ弾いてレッスンへ。
本人的には、今日はこのモーツアルトは
「まだやってません」で済まされると思っていたはず。
持ち曲のショパン2曲、バッハも聞いてもらって、
10分くらいまだ時間が余ったので、例のモーツアルトも
「先生と一緒に譜読みしましょ。」となってしまいました
明らかに焦っているミミ


片手で弾こうとしたら、「ミミちゃん、両手で」と先生。
「え~~~
顔が引きつっております。


超たどたどしく、よちよち歩きを始めたばかりの赤ちゃんのように
転びまくって両手で譜読み。
先生はイライラ~~~されたんだと思います。
「ミミちゃん、いつもどうやって譜読みしてるの?
もしかして片手ずつ、とか、細かく区切って、とかしてる?
だからいつまでも譜読みが遅くて曲数が増えないのよ!
譜読みっていうのは、いきなり両手で、
1時間かかったとしても最初から最後まで一気に弾く!
もう6年生になるんだから、これからはそうしてください!」

少々キツめに言われておりました
ミミには頑張って貰いましょう!



ちなみに、ララは譜読みに苦が無いので、
特に何の意識もなくここまでやってきています。
姉妹でもちがうものだな~。
得意・不得意も全然違います。
あ!昨夜、何の映画を見るかで一つも気が合わず、ほぼケンカ
もー、やってらんな~い

平昌オリンピックから感じたこと

平昌五輪、楽しかった~!!

日本人が沢山のメダルを取ってくれて、
応援が本当に楽しかったです。
普段スポーツに興味のない私が、なぜでしょね、
オリンピックって凄い魔力

日本人の活躍、海外の注目選手の活躍、
どの方を見ても素晴らしい。

小平選手、姉妹の高木選手、羽生選手も宮原選手も
高梨選手も・・・もう沢山の選手!!
惜しくもオリンピックに出られなかった選手だってそう。

彼らがどんなに努力をして、どれほどの犠牲を払ってここまで来たのか、
それは並大抵じゃないはず。

それを考えるだけで込み上げるものがある。

1つのことに全力で取り組むということは、
あらゆる普通のことを諦めたり、ガマンしたり、
迷ったり、泣いたり・・・

私たちはその部分に触れさせてもらって感動するのかもしれない。




私はずっと迷っていたのです。
ララを音楽の道に進ませていいものかと。
音楽の道に進むということは大きな選択をすることで、
今まで一本道だったのに、ここから道が2手に分かれて
右の大通りを行くのか、左の細い道を行くのか。
左を選んだら、右の道はもう通れなくなるかもしれない。
その決断をするのが怖くて先延ばしにしたかったのです。

でも、ふっと納得がいきました。

本番の舞台で弾くララの姿はすでに表現者です。
音楽の道以外を選ぶこと自体が不自然だし、
音楽を選ばずして何をするのか?って。

私以外の誰もがそう言っていたけれど、
先生からも強く勧められていたけれど、
親ってそういう時の判断が難しい。

ララがピアノに向いていると思うのは、
今もなお余裕をもってこなせているところ。
必死感が全然ない。
もう、余裕。
そうやって良さが出せる人なんだろうとも思う。

本人がブレないことを願うばかり。

頑張ってほしいな。