「ピアノの道に進んで貰いたいのよね~。」
と、ママ友。
へぇー。頑張ってて偉いねぇ!
子どもへの期待値高め。
全国レベルのコンクールではトップクラスとは言えないけど、それほど悪くもなく。
コンクールに挑戦しているくらいだから、もちろん上手だけど、
その層の中では目立つほどの成績ではない。
このレベルの子どもはたくさん居る。
「我が子のピアノが一番良い。」
と感想を持つのは良いとして、
どの道に進むのかは
「子どもがハッキリしないから、親が決めて推し進めてあげるのが良いと思う。」
なぜ?
なぜに親が決める??
子供本人の人生だよ。
親の願いより本人の意志が大切だよ。
ピアニストの演奏は時々聴きに行くけれど、
彼らのレベルに達するのは想像を絶する努力と
ピアノにどっぷり浸ることが必要なのが分かる。
舞台に立つ喜びも恐怖も思い知ることになる。
それは途方もないこと。
ピアノである程度のレベルを目指すなら、
どれほどの努力が必要か。
どれほどの我慢を強いられるのか。
どれほどの才能に恵まれているか。
どれほどの体力と体格が必要か。
どれほどのラッキーに恵まれるか。
どれほどの出会いに恵まれるか。
どれほどタフでいられるか。
どれだけお金をかけられるのか。
どれだけ周囲の理解とサポートが得られるのか。
何よりもピアノが心底好きなのか。
本当に途方もない・・・
だから親が決めるものじゃないよ。
本人に強い強い意志がなければ。
押しつけてはダメだ。
自分で決めなきゃダメだ。