ピ○○ナD級(中2以下)挑戦を決めたララ(小5)。 

選曲はほぼ先生にお任せして決定。

【予選】 
●ソナタ10番/ベートーベン
●舞曲「異国の風」/中村夏美 

【本選】 
●シンフォニア8番/バッハ
●エチュードop.25-2/ショパン


バッハを本選にもってきたのは、次のコンクールで使えるから。
そのまま弾き続ければ良いので、少しは負担が軽くなるかと考えました。
シンフォニアの中でも弾き易いと判断されたのか、8番に決定。

古典は、モーツアルトのトルコ行進曲なんぞが課題曲になっててビックリ。
ほとんどの方が選ばないでしょう。
「ベートーベンが弾ききれるかしら??」と呟く先生を横目に、
選択の余地無く、ベートーベンに決まり。

ショパンのエチュードも、手が小さいことで選択の余地無く。

近現は先生が選んだ2曲の中から、ララが決めました。
(後から、他の曲が弾きたかった〜!と言ってたどね

とにかくどの曲も初めてだらけ!!
選べる程の余裕が無い中で決めるしかなく、早々に取りかかりました。
本当に弾きこなせるのか、先生も私もドキドキ。


譜読みは早いララ。
でもね、音楽的にきちんと仕上げていくのが難しかった
特にベートーベン!!
しばらくロマン派な弾き方をしてしまっていました。
私はあまり口出ししないようにしていたのですが、
予選3週間程前になっても変わらないので、少しずつ口出し開始。
最初はものすごく嫌がられましたが、日が迫ってくると仕方なく耳を貸すようになり、
2週間前くらいから、ようやく古典らしくなってきたぞ、と思ったら
一気に勢いもついて、2曲ともララ自身の腹に落ちた感じがしてきました。
先生からも良い感触が伝わってきた所で予選当日を迎えました。

予選講評では9点台も含めた高得点でした。
これほど高い評価をしてもらえるなら、本選にベートーベンをもってくるべきでした。
そうしたら、もしかしたら、もしかして、全国行ったかもね

そうそう、本選に行ってみるとベートーベンを本選曲にもってきている方が大半なことに驚きました。
本当にベートーベンだらけで、ベートーベンの勝負と言っても過言ではないと。
みなさんよく考えて上手な選曲をされるんだな〜!なるほど〜でした。

シンフォニアも苦労しました。
たかが1分ちょっとの曲。
テーマの輪郭がくっきりと浮き出るように弾くのは難しい!
ベートーベンもそうだけど、安定したテクニックが必要で誤摩化しがきかない!
これで本選か〜・・・華やかとは言えない曲で勝負をかけるのは難しい
次回は華やかな曲を本選にもってこよう!と何度となく反省

今回、バッハもベートーベンも弾ききれるか???レベルだったので、
そこまで考えが及びませんでした

ショパンのエチュードは、同じ門下の中学生が弾いている
「エオリアンハープ」が弾きたかった〜!!と言って、
「先生はどうしてエオリアンハープにしてくれなかったんだろう?」と言ってました。
確かに、憧れる曲ですね
手が小さいからね、仕方ないんだよ。
早く大きくな〜れ!!

ロマン派と近現は何とか??なる??として、
とにかくバロックと古典をきっちり弾かないと相手にしてもらえないよ!!と
何度も言われ、とにかく2曲は先生の指導に忠実に練習しました。



小5になったからか、ララの理解力、再現力が格段にアップしました。
レッスン中に先生に指摘された事は大抵すぐに直せるし、
それをきちんと覚えておけるようになってきました。
D級でそれなりに弾けたのは、そこの能力upがあってこそでした。
それに加え、タッチが良くなり、前より音の粒が立ってきました。

ララの先生は教え込む事を嫌う方なので、
ある程度大まかに仕上がってくると、もう細かい事はおっしゃいません。
「伸びしろを残しておきたい」と。
結果を出したい親は焦るけれど、将来のその子らしい演奏を
引き出す作業をされているのだと解釈しています。
今は全国大会に行けないけれど、一位じゃないけれど、人生は長い。
途中で疲れて心の無い演奏にならないように。

まだまだ楽しみな成長期です。



今回のピ○○ナ、ララの振り返りは、これでおしまいにしま〜す