子供がまだ幼稚園や小学校低学年の頃は
わりと素直だったり、素直じゃなくてもお尻を叩いて練習させたり
親の意思でやりくりが可能だけれど、
子供の年齢が上がるにつれ、どんどん親の思いから離れてしまう。

中学受験するとなると、5年生頃から練習時間が取れなくなるし、
中学校へ入学とともに部活へ参加すると、そちらの負担が大きくなる。
子供たち自身も、何が何だか分からないうちに様々な変化が起こって
周りに付いて行くだけで大変という状況になる。
勉強だってある。
内申点も気にしていなくちゃいけない。

だから、ピアノを中心に時間を使うというのはとても難しくなる。
よほどの意思がないと、難しいのだと思う。

それに、反抗期だってある。
子供の世界だって広がって行くから、やりたいことが他にも見つかり、
興味の先が違う方に向くかもしれない。
親がどんなに言ってバトルしても、
気持ちの入らないピアノなんて、練習でも本番でもダメ。

その難しい成長期をどう乗り越えるかがカギかも知れない。



もしかしたら、Mさんだってそうなのかもしれない?
なんて、勝手に当てはめたりして。
私などから見ると、小さい頃から素敵な演奏をし、
常に上位で輝かしい成績を残し、
弾いてる姿が何とも・・・いい!
何だかキラキラした存在。

でも、もしかしたら、Mさんだって壁にぶつかっているのかも知れない。
私たちとは比べ物にならないプレッシャーだってあるでしょう。
注目される存在だからこそ、苦しいかも知れない。

と、そんなことを考えてしまったのでした。

超天才以外は、プレッシャーを半端ない努力で乗り越えて、
ようやく光が見えるのかな。
我が子もMさんも同じ。
全然レベルが違ってもね。