Dream bird ピアノ日記

ピアノの先生をしています。ララ(小5)とミミ(小3)の2人の娘達は、コンクールを受けながらピアノを頑張っています。 先生の立場から、そして、ピアノを頑張る子をもつ親の立場から、色々な思いを綴っている、ただの個人的な記録です( ´艸`)

2015年08月

ピアノコンクールの費用

ピ○○ナのコンペに毎年参加しているララとミミ。
もちろん他のコンクールにも出ていますが、
ひとまずピ○○ナコンペ参加にあたり必要だった費用を
書き出してみたいと思います。


まず、コンペ参加費。(指導者割引の料金)

 ♪小学3・4年生部門に出場のミミの場合、予選1回で10,000円+手数料324円。
 本選に進めば1回で14,500円+手数料。(←ミミは予選のみ)

 ♪中学1・2年生部門に出場のララは、予選1回で12,000円+手数料。
 本選は1回で17,500円+手数料。

 ♪連弾初級は予選1回で9,500円+手数料。
 本選は1回で13,000円+手数料。


初めて計算しましたが、我が家は今回ピ○○ナに62,000円払った訳です。
1回分ずつ別々に支払っているのであまり考えていなかったのですが、
思っていた以上に払っていました。

我が家の場合は1回ずつしかエントリーしないのでこの金額ですが、
多くの方が2回ずつエントリーなさるので、
そうすると単純に倍の金額になり、参加費だけで124,000円になっちゃいますね。
大変だ〜

次は、レッスン料。
通常のレッスン以外に2人合わせて9回の補講をしていただいたので、
ララとミミの先生の場合、補講代として通常の月謝に18,000円がプラスになります。

他にコンクール当日にかかる費用として交通費。
我が家は首都圏に住んでいるので、地方の方よりも会場が多く、
遠方へ出向く必要はないので、電車代、車のガソリン、駐車場代などでok。
練習室を借りれば、その料金もかかることになります。

又、先生はコンクールに同行されないので、
先生へのお車代等の特別な出費はありません。
補講分は決まったお金をお支払しているので、
私の場合はせいぜいお礼のお品くらいです。

ざっと換算して、ピ○○ナ出場のために10万円ほどの出費でした。


地方の優秀な方で全国大会に出場されたりなんかすると、
一桁違っちゃうかもしれません。

うーむ、、、かかりますねぇ。。。
コンクールを受けなければ、旅行に行けちゃう!なんて、
ララとミミには口が裂けても言えません!!



特別レッスンのお誘いが

ピ○○ナを終えたララ(小5)は新しい曲にチャレンジ中です。

幻想即興曲/ショパン
ワルツ4番/ショパン
インヴェンション6番/バッハ
エチュード13番/ショパン

上の3曲は次のコンクール向けで、譜読みは終えています。
新しく、憧れのエチュードを弾く事になり、譜読み中。

海外の先生の特別レッスンを受けたら?というお誘いにより、
エチュード追加です。

恐らく1レッスン1時間で●万円??・・・ひぇ〜
そんなの、私が受けたいわ!!!

子どもでどれくらい理解出来るのかドキドキだけれど、
本人が頑張るならチャレンジしてみるのは良いかもしれません。

去年の秋頃、ポーランドの先生の公開レッスンを受けたのですが、
ちょこっと聞いてもらってコメント頂く程度のものでした。
ちょっと物足りなかったかな〜。
きちんと個人レッスンを受けた方が意味があるのでは?という気がしました。

個人レッスンを申し込むかは、まだ検討中です。



余談ですが、ピアノをするって何だかんだでお金のかかる世界。
だけど、私達はラッキー。
だって、首都圏に住んでるから。
コンクールだってレッスンだって、遠方から頑張って来られてる方の多い事!!
交通、宿泊、練習室確保にどれくらいのお金と労力と時間がかかってるか考えると、
いつも頭が下がるのです。

あー、がんばらきゃ〜。



毎日の練習を考える。

ピアノを習うという事は、毎日の練習が必須。
と、私は思っています。

だら〜んと練習するミミ(小3)。
昨日、バッハの譜読みに手間取り、ダラダラと2時間もピアノの前に居ました・・・
なぜに・・・??
弾いている時間の何倍もの休憩も含めての2時間。
あたたた・・・


なんとかせねば!!という事で、今日は、
”1時間一生懸命やる!”と約束しました。
そして、終わったらすぐに遊びに出掛けるよ!!と。

すると、
ちゃ〜んと頑張れました!
休憩はほとんど無しで。

これよ!これ!!

明日からも同じように時間を計って、その時間内で一生懸命やろう!
と約束しました。

しばらくお試しします





 

ピ○○ナを振り返って♪ミミ編

今年も昨年と同じくピ○○ナB級(小学3・4年生部門)を受けたミミ(小3)。
結果は昨年と同じく予選で奨励賞。
惜しいところで予選敗退でした

ピアノは好きだけど、コンクールも受けたいけど、
練習は嫌い・・・というよくあるパターン。

身体が小さくとても華奢なので、音が出にくい。
左利きのせいか、テクニックがなかなかつかない。
(練習嫌いだからだけかもね) 

練習嫌いといっても、毎日ピアノの前に1時間くらいは居るのです。 
でも、なかなか素直に練習出来ない。。。
さすが、次女!!
文句が多いのですよ。
「ママが居るから弾かない」とか。
面倒です。

でも、このピ○○ナの本番前に、少し練習態度が良くなってきました。
注意はなかなか言った通りにできないけれど、
弾く回数自体が増えてきた!

実際、予選もなかなかいい感じに仕上がってきたのです。
ただ、音が柔らかく、目立たない。
その上、1カ所ミスして弾き直した。
ミス後の修正は素晴らしく、次の曲も丁寧に弾ききったのが素晴らしかった!



コレ!と言ったアピールポイントを持っていれば、多分予選は落ちない。
と、私は思っています。(B級ならね。)
それがミミにはまだ無いんですよね。
テクニックが育ってないので、早急な課題としてテクニック!!
指が回らない、音が出ない、では、コンクールは残れない。


私はコンクール賛成派でも否定派でも無いです。
コンクールは励みになるし、何より、挑戦する事は素晴らしい成長につながる。
舞台度胸もつく。
だけど、コンクールに溺れすぎると、純粋な気持ちで音楽ができなくなる。
もしかしたら、ピアノが嫌いになっちゃうかもしれない。
審査員の方からのコメントでも、ちょっと酷いのもあります。
これから伸びゆく子ども相手なのに・・・ね。
ミミもララもだけど、本人が望めばコンクールを利用して舞台に立つと良いね!



勝つ時も負ける時もある。
挑戦する事が素晴らしい!!と
いつも言い続けられる親でいたいと思います。






 

ピ○○ナを振り返って♪ララ編②

ピ○○ナD級(中2以下)挑戦を決めたララ(小5)。 

選曲はほぼ先生にお任せして決定。

【予選】 
●ソナタ10番/ベートーベン
●舞曲「異国の風」/中村夏美 

【本選】 
●シンフォニア8番/バッハ
●エチュードop.25-2/ショパン


バッハを本選にもってきたのは、次のコンクールで使えるから。
そのまま弾き続ければ良いので、少しは負担が軽くなるかと考えました。
シンフォニアの中でも弾き易いと判断されたのか、8番に決定。

古典は、モーツアルトのトルコ行進曲なんぞが課題曲になっててビックリ。
ほとんどの方が選ばないでしょう。
「ベートーベンが弾ききれるかしら??」と呟く先生を横目に、
選択の余地無く、ベートーベンに決まり。

ショパンのエチュードも、手が小さいことで選択の余地無く。

近現は先生が選んだ2曲の中から、ララが決めました。
(後から、他の曲が弾きたかった〜!と言ってたどね

とにかくどの曲も初めてだらけ!!
選べる程の余裕が無い中で決めるしかなく、早々に取りかかりました。
本当に弾きこなせるのか、先生も私もドキドキ。


譜読みは早いララ。
でもね、音楽的にきちんと仕上げていくのが難しかった
特にベートーベン!!
しばらくロマン派な弾き方をしてしまっていました。
私はあまり口出ししないようにしていたのですが、
予選3週間程前になっても変わらないので、少しずつ口出し開始。
最初はものすごく嫌がられましたが、日が迫ってくると仕方なく耳を貸すようになり、
2週間前くらいから、ようやく古典らしくなってきたぞ、と思ったら
一気に勢いもついて、2曲ともララ自身の腹に落ちた感じがしてきました。
先生からも良い感触が伝わってきた所で予選当日を迎えました。

予選講評では9点台も含めた高得点でした。
これほど高い評価をしてもらえるなら、本選にベートーベンをもってくるべきでした。
そうしたら、もしかしたら、もしかして、全国行ったかもね

そうそう、本選に行ってみるとベートーベンを本選曲にもってきている方が大半なことに驚きました。
本当にベートーベンだらけで、ベートーベンの勝負と言っても過言ではないと。
みなさんよく考えて上手な選曲をされるんだな〜!なるほど〜でした。

シンフォニアも苦労しました。
たかが1分ちょっとの曲。
テーマの輪郭がくっきりと浮き出るように弾くのは難しい!
ベートーベンもそうだけど、安定したテクニックが必要で誤摩化しがきかない!
これで本選か〜・・・華やかとは言えない曲で勝負をかけるのは難しい
次回は華やかな曲を本選にもってこよう!と何度となく反省

今回、バッハもベートーベンも弾ききれるか???レベルだったので、
そこまで考えが及びませんでした

ショパンのエチュードは、同じ門下の中学生が弾いている
「エオリアンハープ」が弾きたかった〜!!と言って、
「先生はどうしてエオリアンハープにしてくれなかったんだろう?」と言ってました。
確かに、憧れる曲ですね
手が小さいからね、仕方ないんだよ。
早く大きくな〜れ!!

ロマン派と近現は何とか??なる??として、
とにかくバロックと古典をきっちり弾かないと相手にしてもらえないよ!!と
何度も言われ、とにかく2曲は先生の指導に忠実に練習しました。



小5になったからか、ララの理解力、再現力が格段にアップしました。
レッスン中に先生に指摘された事は大抵すぐに直せるし、
それをきちんと覚えておけるようになってきました。
D級でそれなりに弾けたのは、そこの能力upがあってこそでした。
それに加え、タッチが良くなり、前より音の粒が立ってきました。

ララの先生は教え込む事を嫌う方なので、
ある程度大まかに仕上がってくると、もう細かい事はおっしゃいません。
「伸びしろを残しておきたい」と。
結果を出したい親は焦るけれど、将来のその子らしい演奏を
引き出す作業をされているのだと解釈しています。
今は全国大会に行けないけれど、一位じゃないけれど、人生は長い。
途中で疲れて心の無い演奏にならないように。

まだまだ楽しみな成長期です。



今回のピ○○ナ、ララの振り返りは、これでおしまいにしま〜す