Dream bird ピアノ日記

ピアノの先生をしています。ララ(小5)とミミ(小3)の2人の娘達は、コンクールを受けながらピアノを頑張っています。 先生の立場から、そして、ピアノを頑張る子をもつ親の立場から、色々な思いを綴っている、ただの個人的な記録です( ´艸`)

2015年10月

コンクール♪親の心構え②

前記事のつづきです。


最初は先生から「出てみたら?」程度に軽く勧められ、
なーんとなく参加しがちなコンクール。

しかし、そこは練習成果を出せる場であるけれど、
優劣を競う場でもあるのです。

コンクールという場を借りて目標を定め、それに向かって練習に励む。
そして、ステージでここ一番の集中力を発揮して、自分史上最高の演奏をする!!
腕を磨くためのもの、これだけで良いんです!!


課題曲を決めてからステージに立つまで、
子どもが自分の意思で前向きに練習に励むのは難しく、
先生や、特に日々接する親の努力はすごいもの。

朝早くに起こして朝練。
学校から帰宅すれば、おやつを食べて「練習よ!」
子どもがぐだぐだすれば喝を入れたり励ましたり、あの手この手。
週末だって練習中心。
レッスンには週2回、3回と連れて行き、
時には先生の先生にもレッスンして頂き、
気もお金も時間も、たーくさん使うのです。

いつの間にか、他人に評価(賞や優劣)されることを基準としてしまい、
大切なことを置き去りにしてしまうような事にもなりかねません。
誰だって、上記のようにたーくさんの努力や苦労があればあるほど、
報われたい、評価されたい、と思いますよね。

高評価を得れば嬉しいし、低評価だとガッカリ。

特に、予選、本選を勝ち残れるか!何位か!賞が貰えるか!
となれば、嫌でも優劣を突きつけられる訳ですから、
気持ちも揺れます。




こんな親子の光景を目の当たりにした事があります・・・

最初にお見かけしたのは2年前のコンクール予選会場。
ミミより年下の、まだ幼い雰囲気。
ララのカテゴリーの次に行われるカテゴリーに出演予定で、
会場のロビーにいらっゃいました。
「さー!!そろそろ気合い入れなきゃだめよ!!」
母親の大きな声に、ワォ!凄い人がいるな〜と感じ、
とても印象に残ったのでお名前をチェックすると、
すでに全国トップに立っている有名なお子さんでした。

2度目は、同じコンクールの次のステージでした。
ここではミミと同じでした。
コンクール出番前の更衣室で、母親が楽譜を子どもに見せながら
「違うでしょ!何でそうなの!先生にこう教わったでしょ!
とブチ切れ。
怒鳴ってました。
子どもはまだ幼いからかピンと来ていない表情。
そこで着替えをしていた私たちは、同じ部屋に居づらくなり、
私たち親子もですが、他の親子もサーッと部屋を出て行きました。

3度目は1年後、またその親子をコンクールでお見かけしました。
初めて演奏を聴きました。
しっかりした指で、とても滑らかな演奏。
よく弾きこんであって感心!!
でもその後、結果発表の紙が貼り出され、1位無しの2位だったようです。
母親は明らかにムッとなさって、抗議なさるのかしら??と思うほど。
その予選ではどのカテゴリーでも1位が出されてなくて、
相当厳しい採点だったようでした。

4度目、数ヶ月後に再びコンクールで同じになりました。
ミミのちょっと後に演奏と分かり、娘たちと聴きました。
相変わらず滑らかな演奏!指がよく回る!!
力の落ちが良いというか、小さい子なのにレガートが綺麗で無理が無い。
流石だなー、と思っていたら、最後の最後で音を外し・・・
ご本人もハッとした表情を残してピアノから降りました。
直後、廊下で着替えていらっしゃいました。(なぜ?)
ドレスを乱暴に扱いながらとても大きな声で、
「だから言ったでしょ!!あそこは練習しなさいって言ったのに!!
 サボったからこうなるのよ!
 先生にもお願いしてレッスンもしてもらって、ホールまで取ってやったのに!!」
長い長いお説教。
とにかく、”これほどしてあげたのに!!”といった内容が、
関係者が通る廊下に響き渡っていました。
とてもお上手なその子が気の毒でなりませんでした。
周囲の期待が大きすぎて大変だろうな、嫌にならなきゃ良いけど・・・と。






つづく・・・




コンクール♪親の心構え①

我が子がコンクールを受けるときの親の心構えについて
思うところを書いてみたいと思います。

我が家では、ララ(小5)とミミ(小3)の娘が
2人とも1年生の時からコンクールを継続的に受けています。

毎年以下の2つのコンクールは必ず受験しています。
(これにプラスして他のコンクールがチラホラ入ったりします)

①ピ○○ナ/毎年3月に課題曲が発表されて6月から予選がスタートして夏休みに終わります。
②6月に課題曲が発表されて10月から予選がスタートしてお正月明けに終わるコンクール。

・・・①も②も国内の小学生が参加出来るコンクールとしてはレベルの高いものです。



先日、いつも①と②のコンクールに一緒に参加している同門の小学生のママが
かなり落ち込んでいらっしゃいました。
②の予選でつまずいたようです。

落ち込んでる様子は見てあきらかで、先生が励ましていらっしゃったところ、
つい「●ちゃんはとっても上手になったよ!」と言ってしましました。
慰めでも何でも無く、純粋に本当に上達したんです!!
毎回レッスンをチラっと聴いてたもの!!

絶対に自分を責めたり、子どもが自信をなくしたりして欲しくない!!
否定されたように受け止めてはいけない!!


つづく・・・

やっと形が整ってきた♥

頭を抱えていたミミ(小3)の課題曲。
以前の記事でも書きました、アンナマグダレーナのポロネーズ。
コレです↓


ようやく、ようやく、よーやく、形が整ってきました!!
やるねー、ミミ!!
大絶賛する程ではないけれど、何とか弾けてきました!!

ポイントは、
☆右に重心をかけて、左は小さくて良いよ、ということ。
☆pの部分をきちんと弱くして、力まないこと。
☆テンポを上げず、安定させること。


ミミも三年生になって、ちょっと内面もお姉さんになった気がします。
ピアノへの向き合い方も変わってきました。
以前に比べてうーんと真面目に取り組んでいます。




 

PTA研究大会

私、小学校のPTA本部役員をやっています。
そのようなキャラの人間じゃないんですがね・・・
やり手が居ないのでね・・・ブツブツ・・・

そんな事ばかり言ってはいられないので
それなりに頑張っています。それなりに。

そんなこんなで今日はこんな↓ところに行ってきました。


菊池桃子さんのキャリアの講演、思いがけず(失礼!)良かったです!
癒し系の口調は健在で、やわらかなのだけど、
しっかり歩んでいらっしゃること、心に残りました。
(ちなみに上の写真は桃子さんではありません。
開会式前に会場を撮ったものです。)

内容はネットに書いてはいけないそうなので、
詳細は省きます。



みなとみらいは快晴!!秋晴れです♥
今日は日本丸の帆が開いてとっても綺麗でした♥























コンクール鑑賞♪毎コン③

〜〜毎コン感想の続き〜〜

私が一方的にお名前と写真、ネットなどで知っていた小さなピアニスト達、
どなたも立派でした!!

超個人的な感想はというと・・・

K君は王子だったのね〜!とか、
M2君はスポーツしてそうな天才少年??とか、
Tさんはお姉さんになった〜!凄い集中力!とか、
M君、やっと生演奏が聴けたー!とか
Eさんも魅せ方をしってるな〜、とか

勝手なファンの楽しみみたいになってました


驚いたのは、トップで通過されたJ君は、背丈の小さな男の子。
恐らく120センチちょっとでは?と思われます。
オクターブを手を目一杯広げて、ギリギリ鍵盤の際で弾いていました。
それでも大人サイズのピ○○ナトップに君臨するライバルを・・・
天晴です!
小柄なミミにも希望が持てるってもんです。


運動会が延期になって良かったです♥
素敵な演奏が沢山聴けて、本当に行って良かったです。