Dream bird ピアノ日記

ピアノの先生をしています。ララ(小5)とミミ(小3)の2人の娘達は、コンクールを受けながらピアノを頑張っています。 先生の立場から、そして、ピアノを頑張る子をもつ親の立場から、色々な思いを綴っている、ただの個人的な記録です( ´艸`)

2016年08月

応援しています。②

子供がまだ幼稚園や小学校低学年の頃は
わりと素直だったり、素直じゃなくてもお尻を叩いて練習させたり
親の意思でやりくりが可能だけれど、
子供の年齢が上がるにつれ、どんどん親の思いから離れてしまう。

中学受験するとなると、5年生頃から練習時間が取れなくなるし、
中学校へ入学とともに部活へ参加すると、そちらの負担が大きくなる。
子供たち自身も、何が何だか分からないうちに様々な変化が起こって
周りに付いて行くだけで大変という状況になる。
勉強だってある。
内申点も気にしていなくちゃいけない。

だから、ピアノを中心に時間を使うというのはとても難しくなる。
よほどの意思がないと、難しいのだと思う。

それに、反抗期だってある。
子供の世界だって広がって行くから、やりたいことが他にも見つかり、
興味の先が違う方に向くかもしれない。
親がどんなに言ってバトルしても、
気持ちの入らないピアノなんて、練習でも本番でもダメ。

その難しい成長期をどう乗り越えるかがカギかも知れない。



もしかしたら、Mさんだってそうなのかもしれない?
なんて、勝手に当てはめたりして。
私などから見ると、小さい頃から素敵な演奏をし、
常に上位で輝かしい成績を残し、
弾いてる姿が何とも・・・いい!
何だかキラキラした存在。

でも、もしかしたら、Mさんだって壁にぶつかっているのかも知れない。
私たちとは比べ物にならないプレッシャーだってあるでしょう。
注目される存在だからこそ、苦しいかも知れない。

と、そんなことを考えてしまったのでした。

超天才以外は、プレッシャーを半端ない努力で乗り越えて、
ようやく光が見えるのかな。
我が子もMさんも同じ。
全然レベルが違ってもね。






 

応援しています。①

今年のピ○○ナのコンペ、全て終了したようです。

先日、個人的にヤケに気になるMさんが出場している全国大会を
ララ(小6)と2人で聴きに行きました。

Mさん以外にも聴きたい人が複数人含まれていたので、
とっても楽しみにしていて、良いところチェックしちゃいました。
(今日出た結果(受賞)は、ほぼ思った通りでした♡)

途中、ララは居眠り・・・コラッ!!

肝心のMさんの話をしますと・・・
今回はちょっと乗り切れなかった印象で、
あれ?どうしたのかな?といった感じでした。
選曲が地味だったか?という思いも有るけれど、
割と早い段階でミスしてしまったことで、投げやりになったか??と
感じてしまいました。

Mさんのことは勝手だけれども気になって仕方がないので、
以前に2度、演奏を聴きに行ったことが有ります。
どちらもコンクール。
初めて聴いた時も・・・とっても外し易い曲で外して・・・
それでなのか、イスを後ろに飛ばすほどの勢いでのラスト。

あれ??投げやり??
まるで「くそーっ!!」(失礼)とでも言っているかの様でした。

そう、この曲でミスは禁物でしたからね・・・
結果はやはり、あまり良くなかった・・・

2回目に聴いたコンクールでは
とても素晴らしい演奏で、
この場がコンクールで、客席が狭く、そして観客が少ないことが
残念だと思う程、引き込まれるショパン。
さすがだわ〜!聴けて良かった♡と思えたひとときでした。

そして、今回。
ちょっと、何かが違う・・・どうしたかな?

これほどまでに優秀で才能溢れる子が、
ピアノの道を諦めてしまうのではないかと、
とても心配になりました。(勝手な心配です。笑)

Mさんがピアニストになって、世界を股にかけて活躍している姿を
私は是非とも見たい!!
陰ながら(本当に陰ですけれども)応援してます!!

ってか、この思い、何とか伝わらないかな・・・無理!





それにしても、みなさん、よく弾きます!
まだ小学生や中学生でも。
私が子供だった頃は、こんなにレベルは高くなかった気がします。
(私が知らなかっただけなのかしら?)

インターネットで無料で沢山の良い演奏が気軽に聴けるし、
色んな層のコンクールが増え、
先生の勉強会が有り・・・
受賞者の演奏をyoutubeなどで聴くと、
「私がこの年頃の頃、これほど意思のある演奏をしたか??」と
驚くばかり。

でも、なんでしょう・・・
小さい頃は素晴らしい演奏をするのに、
大きくなってくると普通になっちゃう・・・ってよく聞くセリフ。
どうして、あの素晴らしかった子が、このように育っちゃうのか、と。
それは、型にはめるように、演奏の仕方の隅々まで教えこむことの
弊害かとか・・・

いや、Mさんはそうではないはず!と思いたい。
ララやミミだって、そうではないと思いたい。
あ、我が子は違うね。教え込んだこと無いから。笑


つづく・・・





 

終わった〜☆

2016年のピ○○ナ、終わりましたー!!ヾ(=^▽^=)ノ

今年は結局、ミミ(小4)もララ(小6)も本選優秀賞で終わりました☆

ララは、去年も同じ級で本選優秀賞だったので、
今年はちゃんと全国大会を狙ってみよう!と
我が家には珍しく2地区エントリーして挑みました。 

しかーし!

結果は去年と同じ・・・


いやいや、そうではないです!!
去年よりウンと上手になりました!!
何より、音が良くなった!!
音量が出てきたし、音色も豊富になりました♡
頂いた賞としては変わって無いけれど、確実に腕を上げました!

モーツアルトは難しかった!
決して重くしないで軽やかに進む・・・
1音1音に物凄く配慮が必要な作曲家。
正直、、、損だった??と思いつつ・・・
やれるだけのことをやってみよう!!と挑みました。
本番は凄く良かった!本当に良かった!!

続いてのショパンエチュード、、、泣きました。
物悲しい感じによく切り替えられたし、よく歌えました。

立派でした☆





ミミはとても健闘しました!!
去年は予選でミスって落とされていたことを思うと、
本選優秀賞なんて凄いことです!!
ミミは音が立つので、広いホールでもちゃんと響くんです。
これが強みとなりました。
本番の演奏で、ちょこっと引っ掛けたけれど、
それも帳消しに出来るくらい、音をしっかり鳴らしました。
強い音をだしてからの脱力がまだこれからなので、
それが課題です。



2人とも、今年もよく頑張った!!
偉かったぞー!!!
また気持ちをあらたにして頑張ろう!!

とりあえず、新しい曲を弾きたいララは大喜び♡面白い。 

ピ○○ナ、客観的に見た時・・・

ヒトリゴト・・・




ミミ(小4)がエントリーしている級の本選の演奏を聴く機会があった。
ミミは出演しない日程なので、我が子が絡んでいない時の客観的見方。

聞いたのは偶然だけど女の子ばかり。
みなさんドレスアップして、ピ○○ナ流の独特のお辞儀をして、
どの子もミスなくしっかり弾いていた。
みんなよく練習してること!!凄いな〜。

でも、う〜む、、、差なんてほとんどないな〜
点数って、どう付けてるのかな?
音がよく出る子が得・・・(だからか?上位には男の子が多い?)
みんなそれなりに歌っていて丁寧で、ミスらない。


でも、こんなところ(ピ○○ナ様、失礼!)に出るために何ヵ月もかけて
沢山練習して、お金も時間も労力も沢山使って・・・
それでもドングリの背くらべで僅かな差で賞を貰えたり貰えなかったり、
泣いたり笑ったり、いい気になったり、疑ったり傷ついたり
自信を失ったり、諦めたり・・・


「・・・一体なにをやってるんだろう・・・」


そんな気分になったのも事実。


私は振り回されないようにしよう。
コンクールは舞台度胸と力試しと講評もらう為だけに出よう。


私はそれでいい。