Dream bird ピアノ日記

ピアノの先生をしています。ララ(小5)とミミ(小3)の2人の娘達は、コンクールを受けながらピアノを頑張っています。 先生の立場から、そして、ピアノを頑張る子をもつ親の立場から、色々な思いを綴っている、ただの個人的な記録です( ´艸`)

2018年03月

譜読み…

今朝から喉の調子がイマイチです・・・
直ぐに治さねば!
こういう時に限って、生徒さんがいっぱい・・・
マスクしてのど飴片手に、謝りながらやってます。


ミミがモーツアルトのソナタを譜読みしなきゃいけませんでした。
とにかく譜読みキライな小5女子。
片手をちょろっとだけ弾いてレッスンへ。
本人的には、今日はこのモーツアルトは
「まだやってません」で済まされると思っていたはず。
持ち曲のショパン2曲、バッハも聞いてもらって、
10分くらいまだ時間が余ったので、例のモーツアルトも
「先生と一緒に譜読みしましょ。」となってしまいました
明らかに焦っているミミ


片手で弾こうとしたら、「ミミちゃん、両手で」と先生。
「え~~~
顔が引きつっております。


超たどたどしく、よちよち歩きを始めたばかりの赤ちゃんのように
転びまくって両手で譜読み。
先生はイライラ~~~されたんだと思います。
「ミミちゃん、いつもどうやって譜読みしてるの?
もしかして片手ずつ、とか、細かく区切って、とかしてる?
だからいつまでも譜読みが遅くて曲数が増えないのよ!
譜読みっていうのは、いきなり両手で、
1時間かかったとしても最初から最後まで一気に弾く!
もう6年生になるんだから、これからはそうしてください!」

少々キツめに言われておりました
ミミには頑張って貰いましょう!



ちなみに、ララは譜読みに苦が無いので、
特に何の意識もなくここまでやってきています。
姉妹でもちがうものだな~。
得意・不得意も全然違います。
あ!昨夜、何の映画を見るかで一つも気が合わず、ほぼケンカ
もー、やってらんな~い

平昌オリンピックから感じたこと

平昌五輪、楽しかった~!!

日本人が沢山のメダルを取ってくれて、
応援が本当に楽しかったです。
普段スポーツに興味のない私が、なぜでしょね、
オリンピックって凄い魔力

日本人の活躍、海外の注目選手の活躍、
どの方を見ても素晴らしい。

小平選手、姉妹の高木選手、羽生選手も宮原選手も
高梨選手も・・・もう沢山の選手!!
惜しくもオリンピックに出られなかった選手だってそう。

彼らがどんなに努力をして、どれほどの犠牲を払ってここまで来たのか、
それは並大抵じゃないはず。

それを考えるだけで込み上げるものがある。

1つのことに全力で取り組むということは、
あらゆる普通のことを諦めたり、ガマンしたり、
迷ったり、泣いたり・・・

私たちはその部分に触れさせてもらって感動するのかもしれない。




私はずっと迷っていたのです。
ララを音楽の道に進ませていいものかと。
音楽の道に進むということは大きな選択をすることで、
今まで一本道だったのに、ここから道が2手に分かれて
右の大通りを行くのか、左の細い道を行くのか。
左を選んだら、右の道はもう通れなくなるかもしれない。
その決断をするのが怖くて先延ばしにしたかったのです。

でも、ふっと納得がいきました。

本番の舞台で弾くララの姿はすでに表現者です。
音楽の道以外を選ぶこと自体が不自然だし、
音楽を選ばずして何をするのか?って。

私以外の誰もがそう言っていたけれど、
先生からも強く勧められていたけれど、
親ってそういう時の判断が難しい。

ララがピアノに向いていると思うのは、
今もなお余裕をもってこなせているところ。
必死感が全然ない。
もう、余裕。
そうやって良さが出せる人なんだろうとも思う。

本人がブレないことを願うばかり。

頑張ってほしいな。